葛 珠慧さん

職業: JSU Language School シンガポール校(星日外国語学院)校長:英語・中国語 留学支援提携校
元CCTV 中国中央テレビ局キャスター
世界中国語学会
会員
テーマ:不破智子とのエピソード
不破さんとの出会いは、シンガポールの国際放送局の中国語番組です。
私が長らくホストを務める“JSUでニーメンハオ”(語学教育番組 日本語で教える中国語講座)で、
アナウンサーとして不破さんを紹介されました。
この番組は、私が経営するJSU(シンガポールにある外国語学校)が、当時で、既に10年以上継続していました。シンガポールに住む日本人にはお馴染みの番組です。不破さんは、私のアシスタント役として出演し、また、毎週の講座の放送内容(学習内容)をテキストとして、私と構成するところから、関わっていました。
当時、不破さんは中国語の勉強のためにシンガポールへ渡って来て、インターナショナルチャンネル“FM96.3”で日本語DJとして番組を担当していました。
実は、それまでJSUでニーメンハオは長年続いている番組ですから、アシスタント訳の日本人アナウンサーはたくさん換えていました。
その中でも、私は、不破さんの声は、一番に素晴らしいと感じています。
日本語ももちろんですが、中国語も抜群です!
また、私は、ここで不破さんについて皆さんに2つのエピソードを紹介します。
まずは、2008年、JSUでの中国語旅行での出来事。
私たち家族と、JSUの社会人の生徒や講師と、その家族の人々と一緒に北京へ行きました。
その旅の間、私は彼女とホテルで同室で寝起きを共に道中を過ごしました。
そこで、一番感心したことは、彼女がブログの更新を寝る時間も惜しまず、取り組んでいた事です。
DJである彼女にとって、自身の個人のHPの中に掲載されているブログは、仕事の一部でした。
朝から晩まで、皆と観光地や史跡を観光し、幾ら疲れていても、夜遅くに部屋に戻ったとしても、彼女は自分のブログを更新してから寝ていました。ある夜は、深夜2時、3時になっていても、まだ、彼女はブログの記事を更新していました。
この精神、この仕事振りは、日ごろから何事に対しても努力するという彼女の姿勢の表れです。
きっと、自分の業務やこれから創める語学教室の事もキチンと確実にこなすことができるでしょう。
次に、2009年、の事です。不破さんの手配で、当時12歳の山本君がシンガポールへ短期留学へ来ました。ホームステイし、平日は語学学校で英語を勉強するために、日本の夏休みの期間を利用しておよそ1ヶ月間滞在する、という計画。
その様子を、私も留学支援をする立場として、傍で見守っていました。
何といっても、不破さんは子供の立場になって面倒を見ていました。まず、しっかりと山本君の意思や都合を聞いてから、全てのスケジュールを組みました。一般的に言いましても、中学生の生徒さんは成長段階であり、大人と理解度や親御さんのそばを離れて生活するのにおいて、抱える不安が違います。不破さんは、例え無理な事でも、子供が十分に納得できるように説明をし、綿密に親御さんへの報告を欠かしませんでした。本当に至れりつくせりで、滞在期間のサポートをしていました。
例えば、日本ではメイド付きの暮らしをする家庭は少ないですが、山本君が滞在したホームステイ先は、メイドが家族の身の回りの世話をしていました。日頃から、ホームステイ先の親は、前日に翌日のスケジュールをメイドに申し付けます。山本君も同様に、自分自身で翌日の朝食のメニュー等を自分自身で英語でメイドに伝えるのが日課となりました。
こうした海外の生活のルールや習慣の違いを子供に伝え、理解させるのには、丁寧でかつ親身でなければ、ホームシックや不安を生みかねません。不破さんはそれを上手く把握し、こうした説明役もこなしていました。
そして、最近、不破さんが外国語学校を創めたいと、聞いて、私たちも大変喜んでいます。
不破さんなら、絶対に成功できると思います。頑張ってくださいね、不破ちゃん!







